金銀の旅話
「しゅっぱぁ〜つ」
「ハハ、本当にこれ全部もてるの?」
「たぶんね」
「ちからもちぃ〜」
「でも、すごい格好だよね」
「うん…」
「いよいよだよぉ〜」
「ねハハ、何がくるの?」
「えっ、金兄ちゃん新幹線初めて?」
「うん、飛行機は乗ったことあるけど」
「ハハぁ〜、窮屈だよぉ」
「がまんしてねぇ〜」
「ぼくはなんだかドキドキしますぅ」
「あぢぃよぉ〜」
「なんのために指定券買ったかなぁ」
「結局はデッキなんだよね」
「そんなぁ。ぼくには簡単じゃないのに」
「でも、がんばってみます」
「こ、こ、こんにちわ」
「なんか、いいみたい〜」
「ユキちゃん、かわいいねっ」
「でも、そこぼくの指定席なんだけど」
「ハハ、上げて」
「なんか、暑いよ」
「あいよっ」
「ふぅ〜、やっぱりここが落ち着く」
「うまいっ」
「冷たい水が最高!!」
「金兄ちゃん、ぼくも飲ませて」
「ちょっと、待ってろよ」
「でも、銀がそんなこというなんて、
珍しいね」
「ハハは、お食事ですか」
「ぼくは、ここにいます」
「おうちじゃなければ、ご飯はたべません」
「金兄ちゃん、なんも今耳をなめなくても!!」
「やぁ〜ん」
「いいじゃん、愛を感じたんだから」
ぼく、けっこう野原好きです。
好きなようにしていいなら、
とっとことっとこ歩きます。
ちょっと芝生がくすぐったかったです。
ハハはぼくの
3番目にかわいいところだと
言います。
もこもこの、「お・し・り」
ぼくは、たったか走ってきました
「金兄ちゃん、たのしいねぇ〜」
「おもしろいねぇ〜」
「そうかぁ」
「俺はお外の方がいいなぁ」
「さすがに、疲れたな」
「つかれましたぁ〜」
「お土産いっぱいいただいたね」
「楽しかったなっ」
「うん、ぼくも」